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平成21年度 日本風景街道事業報告

今年度も日本風景街道の支援を受けながら、熊川宿のさらなる文化の再興と地域の活性化を目指して、次の事業を計画・実施しました。

1:町並みの景観保全 〜大杉水路の土砂あげ・前川環境保全〜


町並みの美化活動


能楽堂改修記念行事


防災講演会


消火器収納箱の製作


町並み通信第20号(表紙)


森野吉野葛本舗研修


陶芸体験


風景画教室


案内看板設置

前川の清掃作業


能楽堂改修記念行事


防災講演会


消火器収納箱の設置


町並み通信第20号(7P)


宇陀松山の町並み見学


陶芸作品


風景画教室


がっちゃんポンプ

実施日:平成22年3月25日(木)・28日(日)
主体団体:熊川区・若狭熊川宿まちづくり特別委員会ほか

 昨年に引き続き、大杉の水路の土砂の堆積が多い部分の浚渫を重機を使って行いました。3月28日(日)には、区民総出の美化活動に合わせて、区役員及び自衛消防団員を中心に人力で土砂上げを行いました。また上ノ町、中ノ町、下ノ町の前川の水を止めて、ゴミ拾いや清掃が行われました。

2:伝統文化の保存と活用 〜白石神社能楽堂修理完成記念行事〜

実施日:平成21年11月22日(日)
主体団体:熊川区・熊川宿伝統芸能保存会ほか

 文化庁と若狭町の補助を受けて、平成21年度若狭町熊川宿伝統的建造物保存修理事業で白石神社の能楽堂の修理が完成したことを記念し芸能祭を開催しました。
 11月22日(日)高木龍彦宮司により秋の祈願祭と能楽堂のお祓いが行われました。芸能祭では初めに永平芳広熊川区長、河合健一まちづくり委員会会長、森下裕若狭町長が挨拶、宮田勝美氏より修理の概要が説明されました。続いて真新しい舞台で、若狭町内の太鼓グループによる「撫子太鼓」、海士坂区の「浦安の舞」、若狭能倉座の能舞「一人翁」、熊川区の青年と子どもたちによる「祭り囃子」が披露されました。

3:防災まちづくりの推進 〜避難・情報伝達訓練・防災講演会〜

実施日:平成21年12月6日(日)
主体団体:熊川区・熊川区自主防災会ほか

 昨年度、熊川宿では住民と行政の協働によるまちづくり防災計画が策定され、7月には区の自主防災組織が発足しました。
 今年度は12月6日(日)に熊川区と熊川区自主防災会が中心となって防災訓練と防災講演会が開かれました。防災訓練では、有線放送の告知で住民の安否を確認、自衛消防団のパトロールで避難を呼びかけ、区民約70名が児童館に集合。続いて若狭消防組合上中分署職員から「住宅用火災警報器」の必要性と設置方法の説明がありました。

〜消火器収納箱の製作〜
実施日:平成22年3月
主体団体:熊川宿町並み保存伝統技術研究会ほか

 昨年度に引き続き、熊川宿の景観に合った消火器収納箱を製作しました。今年度は、未整備の5カ所について収納箱を製作し、町並みの中に配置しました。

4:まちづくり情報の発信 〜町並み通信第20号記念号の発行〜

実施日:平成22年2月1日(月)発行
主体団体:若狭熊川宿まちづくり特別委員会広報部

 平成12年6月の創刊以来、年2〜3回発行している広報誌「町並み通信 鯖街道熊川宿」は、節目の第20号を発行しました。通常は毎回600部を印刷し、熊川区内配付はもとより、長年お世話になっているまちづくり関係団体や専門家の先生方、行政機関、熊川出身者、ファンクラブ会員に郵送し、また視察研修等の資料として活用しています。今回の記念号は、カラーを含む増ページで1,000部を作成し、これまでよりも幅広く町内外の関係者に配付し、まちづくりのPRと協力要請につなげたいと考えています。

町並み通信WEB版はこちら

5:特産品の研究 〜葛に関する視察研修〜

実施日:平成22年3月6日(日)
研修先:奈良県宇陀市松山

 熊川宿の特産物である葛を再興できないかと、葛を学ぶ研修会を実施しました。参加者17名は、「森野吉野葛本舗」にお伺いして、葛の製造工程をお聞きし、「葛の館」という工場や販売所を見学しました。その後、宇陀市教育委員会職員の案内で宇陀松山の伝建地区を見学しました。今後、若狭町との連携を深めながら葛の復興を具体的に進めていきたいと考えています。

6:宿泊施設の運営研修 〜陶芸体験〜

実施日:平成22年3月8日(日)
主体団体:熊川宿おもてなしの会

 熊川宿には町の公開施設「旧逸見勘兵衛家」を活用した「熊川宿おもてなしの会」が運営する喫茶店と宿泊施設があります。なかでも宿泊施設は、町のグリーンツーリズム事業に沿って、各種の体験事業を行うことになっており、熊川宿では、地元住民の特技や趣味を活かした体験場所を提供しています。今回、その体験事業に関わる区民10名が参加し、「箸置き」を造る陶芸の体験を行いました。観光客が体験することを会員が実際に体験し、来訪者に対して体験事業や熊川宿へのリピートをPRしていきたいと考えています。

7:風景画教室

実施日:平成21年10月25日(日)
主体団体:熊川宿おもてなしの会

 熊川には四季折々の風景があり、スケッチや写真撮影などにも多くの方が訪れます。熊川宿おもてなしの会では、来訪者にスケッチを通して熊川の魅力を再発見していただき、熊川宿のリピーターになってほしいと熊川宿内で水彩画の教室を開きました。元上中中学校美術講師の井関綾さんを迎え、内外からの参加者はそれぞれ思い思いの場所で、講師のアドバイスを受けながら秋たけなわの熊川宿をスケッチしました。仕上がった作品は、旧逸見勘兵衛家ギャラリーに展示されました。

8:案内看板等観光整備

実施日:平成22年3月
主体団体:熊川宿町並み保存伝統技術研究会

 熊川宿には歴史的いわれのある各所に案内看板を設置していますが、近年老朽化が著しいもの、破損して撤去されたものについて、今回、町並みに合った看板の製作設置を行いました。看板の字は隣集落の書道家によるもので、これによりわかりやすく伝えることができるようになりました。
 また、宿場館の前庭にある手押しポンプ(がっちゃんポンプ)を整備しました。夏には水を出して涼を感じられる癒しのスポットになっています。

 

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